【まとめ記事】コロナウイルス対策をめぐる各国刑務所の状況Part2

前回記事 に引き続き、コロナウイルス対策をめぐる各国刑務所の状況を以下にまとめます。日本の刑務所でも、受刑者による医療用ガウンなどの製作が進められています。

日本

[blogcard url=”https://www.asahi.com/articles/ASN5N4TK1N5NIIPE016.html”]

(抜粋)「マル獄」ブランドといえば、函館少年刑務所(北海道函館市)の受刑者が生み出す、人気の布製雑貨シリーズだ。その刑務作業で培った縫製技術を生かして、いま作っているのは、医療用ガウン。新型コロナウイルスに立ち向かう医療従事者の力になりたい。受刑者たちは、そんな気持ちを込めて生産に励んでいる。

ミシンを使って医療用ガウンの縫製に励む受刑者たち=2020年5月18日、北海道函館市、函館少年刑務所提供(出典:2020年5月23日朝日新聞)

 

[blogcard url=”https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/319998″]

(抜粋)栃木刑務所(栃木市惣社町)の女性受刑者は5日までに、医療用ガウンの製作を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大防止につなげる法務省の全国的な取り組みの一環で、10月末までに約2万着を製作する予定。

 

[blogcard url=”https://news.goo.ne.jp/article/47news_reporters/nation/47news_reporters-20200514124804.html”]

(抜粋)外の世界とは塀で遮断された刑務所や拘置所内も、新型コロナウイルスの感染リスクとは無縁ではない。密閉空間で大勢が集団生活しているため、いったん感染者が出ると、クラスター(感染者集団)になってしまう危険性も高い。施設内ではどのような対策を講じているのか。国内最大の拘置所、東京拘置所(東京都葛飾区)を取材した。

 

[blogcard url=”https://mainichi.jp/articles/20200527/ddl/k23/040/029000c”]

(抜粋)名古屋矯正管区は、新型コロナウイルスの感染拡大防止に役立てようと、全国の刑務所で受刑者が医療用ガウンの縫製に取り組んでいることを明らかにした。完成したガウンは厚生労働省を通じ、全国の医療機関に無償で配布する。

 

[blogcard url=”https://news.yahoo.co.jp/articles/5d49bdf3441bd455d8802edb3923d45e239f8926″]

(抜粋)金沢刑務所は1日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で全国の医療現場で不足している医療用ガウンの製作を始めた。胴体や腕などパーツごとに裁断された不織布をミシンで縫い合わせる作業を担い、10月末までに約1万8千着の完成を目指す。縫製が得意な受刑者を選定し、安全に配慮しながら効率的に作業を進める。出来上がったガウンは厚生労働省を通じて順次医療機関に届けられる。

 

[blogcard url=”https://www.tokyo-np.co.jp/article/32227″]

(抜粋)新型コロナウイルス感染拡大の影響で、仮釈放を控えた受刑者の社会復帰支援が一部中断している。中には、受刑者が自らの体験を語り、人に聞いてもらうことでコミュニケーション能力を身に付けられるようにするという民間の支援活動も。仮釈放後に社会とつながりを持てず、孤立して再犯に至るケースも少なくないことから、支援者は「コロナで不安が渦巻く社会に寂しく送り出すのは胸が痛む」と再開を待ち望む。

 

[blogcard url=”https://www.tokyo-np.co.jp/article/32453″]

(抜粋)刑務所からの出所者らを雇用し、生き直しを支援する「協力雇用主」制度が、揺らいでいる。新型コロナウイルスの影響で、雇用主となる企業の経営が悪化し、出所者の新規雇用を断らざるを得なくなっているからだ。出所後に職業に就かないと再犯率が高くなるとのデータがあり、法務省も危機感を抱いている。

 

[blogcard url=”https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200612/2000030939.html”]

(抜粋)刑務所で新型コロナウイルスへの感染が疑われる人が、見つかった場合の対応などを確認する、全国初めての訓練が京都刑務所で行われました。京都市山科区の京都刑務所で行われた訓練には、職員40人余りが参加し、出勤前の職員1人が電話で発熱や味覚障害を訴え、新型コロナウイルスへの感染が疑われるという想定で始まりました。

 

アメリカ

[blogcard url=”https://forbesjapan.com/articles/detail/34417″]

(抜粋)ツイッターのCEOでビリオネアのジャック・ドーシーは5月11日、米国の刑務所改善や司法制度の改革を求めるREFORM Alliance(リフォーム・アライアンス)に1000万ドル(約10億円)を寄付すると宣言した。

 

[blogcard url=”https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/05/post-93401.php”]

(抜粋)カリフォルニア州キャスティークにある刑務所「ピッチェス矯正施設」の受刑者が、4月に入り新型コロナウイルスにわざと感染しようと試みていたことがわかった。検査で感染が確認されれば保釈される、と誤解したからだと、ロサンゼルス郡保安局のアレックス・ビラヌエバ保安官は5月11日の記者会見で述べた。

 

[blogcard url=”https://wired.jp/2020/05/23/covid-19-prison-labor/”]

(抜粋)新型コロナウイルスの影響で多くの工場が操業停止せざるを得ない状況にあった米国で、刑務所の受刑者たちによる刑務作業は続けられている。そこでは有給の病欠も社会保障負担もなく、最低賃金をはるかに下回る時給しか支払われていない。そして出所したとしても、やはり厳しい状況が待ち受けている。

 

ブラジル

[blogcard url=”https://www.nikkeyshimbun.jp/2020/200530-01topics.html”]

(抜粋)新型コロナウイルスの感染が拡大し、ブラジリアのある連邦直轄区(DF)の刑務所では1千人近い感染者が出、職員用のホテルを調達する事態が起きている。DFの刑務所管理局と保健局によると、21日現在のコロナ感染者は、収容者590人と刑務所職員(警官)211人の801人だ。職員の感染者は27日現在で230人に増えており、収容者の間の感染も止まっていない。

 

ミャンマー

[blogcard url=”https://www.hrw.org/ja/news/2020/05/28/375205″]

(抜粋)2020年3月後半以降、ミャンマーでは子どもや帰国した移住労働者および宗教的少数派など、少なくとも500人が夜間外出禁止令、隔離措置ほかの移動制限令に違反したとして、1カ月〜1年の刑を言い渡されている。ミャンマー当局は新型コロナウイルス感染症関連の違反で人びとを投獄するのを止めるべきだ、とヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。

 

カンボジア

[blogcard url=”https://www.hrw.org/ja/news/2020/05/24/339858″]

(抜粋)ヒューマン・ライツ・ウォッチは2020年1月末以降、新型コロナウイルス感染症に関する情報を共有したとして、17人がカンボジアで逮捕されたことを調査・検証した。これらには、解党に追い込まれた野党カンボジア国民救国党(CNRP)党員または支持者4人が含まれ、全員が勾留下にある。当局はまた、自分の学校や州で感染者が出たといううわさについて、ソーシャルメディアに怖いと投稿した14歳の少女を逮捕・尋問した。今後は「偽ニュース」を拡散せず、また謝罪するという誓約書に署名をした12人は釈放されている。

 

その他

[blogcard url=”https://www.hrw.org/ja/news/2020/05/27/375232″]

(抜粋)新型コロナウイルス感染症が蔓延しているなか、収監を続ける正当な理由がない人を各国政府が拘置所や刑務所から釈放する数が少なすぎる、と本日ヒューマン・ライツ・ウォッチは全世界のメディアの調査に基づき述べた。入手可能なデータによれば、新型コロナウイルス感染症は拘置所や刑務所で急速に拡大しており、被拘禁者本人や職員やその家族を受け入れがたい危険に晒している。
世界的に、犯罪とはいえない行為を犯罪化する乱暴な法律や未決拘禁を含む収監を優先させる政策によって、推定1,100万人という許容しがたいほど多くの人が収容されている。メディアや政府などの報告書によれば、少なくとも80カ国の約58万人が釈放を認められたが、これは全体の5パーセントに過ぎず、完全に実行されていない釈放命令も多い。

 

[blogcard url=”https://mainichi.jp/articles/20200530/ddm/005/040/012000c”]

(抜粋)世界に襲いかかる新型コロナウイルス。海外の刑務所では不安にかられた受刑者による暴動も起きている。刑務所、入管施設の感染対策を人道問題ととらえる赤十字国際委員会(ICRC)==は、各地で地道な支援活動を続けている。フィリピンでICRC矯正医療チームのリーダーを務める森田光義医師に聞いた。

 

[blogcard url=”https://www.swissinfo.ch/jpn/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF_%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%81%AF%E5%85%8D%E7%BD%AA%E7%AC%A6%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%9A/45793948″]

(抜粋)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を受け、各国は刑務所も衛生状態を改善しようと対策を取っている。国連は権利侵害による受刑者はその刑に服さなければならず、コロナを理由に釈放や減刑されるべきではないと強調する。