矯正施設における芸術・文化を考えてみる
監獄文化研究.netは、「監獄と文化」に関する情報を集め、発信していきます。それは、監獄や刑罰という文化の歴史や、現在の矯正施設における芸術プログラム、矯正施設を舞台にした映画や文学作品など多岐に渡るものです。
こうした情報収集・発信を通して、「監獄と芸術・文化」をめぐる研究領域を築いていくことを目標とします。ただし、本Webサイトは、必ずしも学術的な形式や記述にこだわらず、幅広い人に関心をもってもらえるようなコンテンツにしていきたいと思います。
監獄研究の代表的著作であるM.フーコーの『監獄の誕生―監視と処罰』は1975年に出版されました。M.フーコーは本著作の執筆以前に、「監獄とは何かを知らせること」を目的として、「監獄情報グループ(GIP:Le Groupe d’Information sur les Prisons)」の活動に中心的に関わっていました。
本Webサイトの管理者は、大学院生として「監獄と芸術」をテーマに研究をしており、M.フーコーの「実践」を通じた理論研究の姿勢を今日にも引き継ぎたいと考えています。
本Webサイトの中心的コンテンツは、インターネット上で拾うことができる情報となりますが、管理者は実際に受刑者との文通を行ったり、出所者(元受刑者)や刑務官へのヒアリング、刑事施設で受刑者らと創作活動を行った経験を持つアーティストとの交流などを「実践」しています。
本Webサイトは、管理者の研究における個人的なメモとして機能するものでもあり、人文系研究者を目指す苦悩を交えた公開型研究活動といえるかもしれません。
したがって、同様の研究や悩みをもつ方からの情報提供もお待ちしています。掲載内容の誤りなどもお手柔らかにご指摘くだされば幸いです。
”Prison Arts and Culture Research Lab” collects and provides domestic and international information about Arts and culture in the prison. For example, the history of culture such as prison and punishment, the art program in prison, movies and literary works set in prison, etc.
This website can also useful as a personal memo in administrator’s research and may be regarded as an open research activity by one postgraduate student in humanities science.